財務次官セクハラ疑惑「被害者きちんと守って」 横浜・林市長

 横浜市の林文子市長は18日の定例会見で、財務事務次官のセクハラ疑惑の調査方法を巡り、「当事者が不快に思えばセクハラ。被害を受けた方は大きな苦痛を持っているというのが原点。被害者をきちんと守ってあげるべきではないか」などと述べ、被害を受けた女性記者らに情報提供を求めるなどの調査方法を批判した。

 林市長は「現段階で全容が明らかではないので事実関係を丁寧に確認していただきたい」とした上で、「今回、そういう被害にあった方に申し出てほしいというのは大変難しいこと」と強調。「セクハラを誰かに申し出たり訴えたりするのは大変勇気の要ることで、ハードルの高いことだと感じる」と指摘した。 

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