バティースタがブレーブス、リンドがヤンキースとマイナー契約

日本時間4月19日、本塁打王2度の実績を誇り、通算331本塁打を放っているホゼ・バティースタがブレーブスとマイナー契約を結んだことが明らかになった。また、ヤンキースは3月中旬に一度は解雇したアダム・リンドとマイナー契約を結び直したことを発表した。

現在37歳のバティースタは2010年から2年連続で本塁打王に輝くなど、ブルージェイズ打線の中心打者として長年にわたって活躍してきた。3年前の2015年にも40本塁打、114打点、OPS.913という好成績を残しているが、その後は衰えが顕著になり、昨季は打率.203、23本塁打、OPS.674、170三振と自己ワースト級の成績に終わっている。昨季終了後にフリーエージェントとなったものの、攻守ともに衰えが目立つスラッガーに好条件を提示する球団はなく、レギュラーシーズン開幕後も無所属の状態が続いていた。2010年以降は主に右翼手としてプレイしてきたバティースタだが、ブレーブスは三塁手としての起用を考えており、攻守両面で準備が整い次第メジャーへ昇格することになると見られている。

一方のリンドは、昨季ナショナルズで116試合に出場して打率.303、14本塁打、59打点、OPS.875の好成績をマーク。ところが、起用法が「対右投手用の一塁手ないし左翼手」に限定されるリンドの獲得に積極的に動くチームはなく、3月上旬にヤンキースとマイナー契約で合意した。しかし、ヤンキースが補強を進めるなかでリンドの居場所がなくなり、3月中旬に解雇。そのまま新たな契約先は見つからず、最終的にはヤンキースとマイナー契約を結び直すことで落ち着いた。ヤンキースは正一塁手のグレッグ・バードが右足首の手術を受けて戦線離脱を余儀なくされており、ニール・ウォーカーとタイラー・オースティンのプラトーンで一塁を賄っている状況。早い段階でメジャー昇格の準備が整えば、バードの代役としてある程度の出場機会を得ることになりそうだ。

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