存在感高まるロッテ清田、「甘いところにきたら積極的にいこうと」

ロッテ・清田育宏【写真:荒川祐史】

オリックス戦で先制打、「積極的にいこうと思った」

 ロッテ清田が存在感を発揮し始めている。18日、本拠地ZOZOマリンでのオリックス戦は、先発唐川が6回1死までのパーフェクトペースから一転4連打を浴び4失点と、敗戦投手になった。この試合で4回に0-0の均衡を破ったのが清田の一打だった。

 オリックの新外国人左腕アルバースには、4日の初対戦でも6回まで8三振で1点しか奪えなかった。「クイック気味でタイミングの取り方が課題」(井口監督)だったが、この日も3回まで田村の1安打のみで抑えられていた。しかし清田が4回2死一、二塁で唐川の投球に応えた。「打ったのはスライダー。(直球は130キロ台の)スピードガンより手元でピュッとくる。甘いところにきたら積極的にいこうと思った」と内角に食い込んでくるスライダーを左前に運び、今季初適時打を放った。7日(東京ドーム・日本ハム戦)の1号ソロ以来の打点で、打率も.333となった。

 2月下旬に左ふくらはぎ肉離れで離脱。昨年も2月中にケガで出遅れ、2軍落ちも長く、79試合の出場で打率も.203に終わったが、今季は開幕4試合目から戦列に加わって、野球の師と信頼する井口監督を支えている。

(Full-Count編集部)

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