レッズキラーのテームズは今季も健在 連日の決勝弾

【レッズ0-2ブリュワーズ】@ミラー・パーク

昨年4月に打率.345、11本塁打、OPS1.276の好成績をマークし、うち8本塁打をレッズ戦で放つなど、レッズに対してシーズン通算で打率.351、10本塁打、OPS1.388という圧倒的な強さを発揮したエリック・テームズ(ブリュワーズ)。どうやらその相性の良さは今季も健在のようだ。チーム唯一の得点となる6号ツーランを放ってチームを勝利に導いた前日に続き、日本時間4月19日の試合でも同じくチーム唯一の得点となる7号ツーラン。テームズは「連勝できたのは投手のおかげだよ」と謙遜したが、ブリュワーズが誇る「レッズキラー」がチームを2連勝、そしてカード勝ち越しへと導いた。

テームズのレッズに対する相性の良さは、2イニングを無失点に抑えて今季2セーブ目をマークしたジェイコブ・バーンズが「なぜ彼らがテームズに対してストライクを投げようとするのか不思議だよ」と語るほどである。昨季はレッズ戦17試合で10本塁打。今季はレッズ戦2試合に出場して2試合連続で決勝アーチ。この相性の良さを「偶然」の一言で片付けることはできないだろう。もちろん、テームズが語ったように2試合連続でレッズ打線をシャットアウトした投手陣の頑張りも大きいが、大半の打者がレッズ投手陣に抑え込まれるなか、一振りで試合を決めたテームズの貢献度は計り知れない。レッズキラーのテームズは今季、レッズ戦で何本のアーチを架けてくれるのだろうか。

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