現在ブンデスリーガ2部で首位に立っているデュッセルドルフだが、ここ3試合はダルムシュタット、ボーフム、ハイデンハイムと3連敗中だ。未だに首位ではあるものの、2位ニュルンベルクが勝ち点差2、3位ホルシュタイン・キールが勝ち点差4のところまで迫ってきている。残り4試合で確実に白星を積み重ねていきたいところだ。
その期待は2人の日本人選手にかかっている。地元紙『Rheinische Post』はデュッセルドルフのFW宇佐美貴史、原口元気の2人に期待していると伝え、3連敗の重苦しい空気を振り払ってくれるのではないかと注目している。宇佐美は前節ハイデンハイム戦で見事なコントロールショットを決めており、決して状態は悪くない。上手く噛み合えば日本人選手2人のパフォーマンスから白星を取り戻すことは十分に可能だ。
原口についても同メディアは、「彼のドリブル、テクニックならば現代でますます重要になっている1対1のデュエルに勝つことができる」と原口お得意の仕掛ける姿勢に期待しており、指揮官フリートヘルム・フンケルも「ゲンキがボールを持てば、常に特別な何かが起こる気配がある」と高く評価している。
同メディアは2人だけに頼ることはできないとしつつも、原口と宇佐美が良いフォームにあれば今後対戦するインゴルシュタット、ディナモ・ドレスデン、ホルシュタイン・キール、ニュルンベルクの4チームが守備面で苦戦するはずと伝えており、2部制覇の期待は日本人選手2人にかかっている。特にホルシュタイン・キール、ニュルンベルクとの上位対決は要注目だが、デュッセルドルフは最高の形でシーズンを締めくくることができるだろうか。
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