野党6党、種子法復活法案を提出

 希望の党や立憲民主党など野党6党は19日、今月1日に廃止となった主要農作物種子法(種子法)を復活させる法案を衆院に提出した。

 ほかの各党は、衆院会派「無所属の会」、自由、共産、社民。法案を取りまとめた希望の後藤祐一氏(衆院比例南関東)は「種子法の廃止によって種子価格の高騰や、遺伝子組み換えの作物が流通するなど、懸念を言い出したらきりがない」と指摘。「与野党をまたいだ建設的な議論をしたい」と話した。

 法案では、稲、麦、大豆の種子の安定供給を都道府県に義務付ける従来の種子法の内容を復活させるほか、国内の民間事業者による種子生産に配慮するとした規定を盛り込んでいる。

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