きょう20日（金）は北日本から西日本にかけて晴れる見込みで、昼間の気温は25℃以上の夏日のところが多くなりそうだ。体が暑さに慣れていないため、熱中症に注意が必要となる。

関東から九州は25℃以上の夏日続出

　20日（金）午前5時現在、東北南部や関東北部は局地的に雨が降っているところがある。午後は北日本から西日本にかけて晴れる見通しだ。
日本付近は背の高い高気圧に覆われるため、北日本や西日本の上空の気温は平年に比べて10℃くらい高くなる見込み。そのため、地上付近が暖まりやすく、東日本から南西諸島にかけて最高気温が25℃を超える夏日になるところが多くなる見通し。北海道は雪どけによる洪水やなだれに注意が必要だ。

春の熱中症に注意　周りの人が声かけを

　北日本から西日本では土曜日、日曜日とさらに気温が高くなる見込み。東北や関東は7月並みの気温となり、福島では真夏日となる可能性がある。関東から九州にかけて今年一番の暑さとなりそうだ。
また、東京は4月に29℃以上を観測すると96年ぶり、30℃を超えると1876年からの統計史上初めてとなる。

　暑さに慣れない時季での高温となるため、熱中症などの健康管理に注意されたい。子供のいる家庭や近所に年配の方がいる環境は周りの人の気遣いや声かけが大切となる。

暑さのピークは日曜にかけて

予想最高気温（きょう/土曜日/日曜日）

札幌　（20℃/22℃ /15℃）
仙台（22℃/25℃ /23℃）
福島（23℃/30℃ /28℃）
東京（26℃/26℃ /28℃）
名古屋（27℃/ 27℃ /29℃）
大阪（25℃/27℃ /27℃）
福岡（24℃/26℃ /26℃）
那覇（26℃/26℃ /27℃）

（気象予報士・崎濱綾子）