サンロックオーヨドのファスナー事業、日東精工子会社の協栄製作所が譲り受け

 工業用ファスナー大手の日東精工(本社・京都府綾部市、社長・材木正己氏)は19日、連結子会社の協栄製作所がサンロックオーヨドのファスナー製造および販売事業を譲り受ける、と発表した。事業譲渡日は11月30日の予定。

 日東精工は2016年10月に協栄製作所を子会社化し、小径ねじから太物ボルトに至るまで幅広い製品の供給体制を構築。一方で、日東精工グループとして自動車業界へのシフトをより強力に進めるため、太物ボルト類の充実を図る必要があり、サンロックオーヨドからファスナー製造設備および関連事業、商権を譲り受ける。

 サンロックオーヨドの16年売上高は約90億円で、ファスナー事業は5億4千万円。

 日東精工グループは今回の事業譲受により、製品供給力・営業基盤の拡大を図りながら総合ファスニング企業としての地位を確立する考え。

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