熱戦に観客沸く 大相撲藤沢場所 藤沢市

土俵上では力士による真剣勝負が繰り広げられた

 毎年恒例の大相撲春巡業藤沢場所が4月14日、秋葉台文化体育館で開かれ、横綱の稀勢の里や鶴竜、遠藤といった人気力士が熱戦を展開した。

 1990年の初開催から満員御礼が続いている同場所。26回目となる今年も満員となる約5千人の観客が詰めかけた。場内各所には、人気力士にサインを求めるファンたちの長蛇の列ができていた。

 横綱白鵬は欠場となったが、体調不良で本場所を欠場している稀勢の里と鶴竜の2横綱が出場。横綱土俵入りが披露されると、四股を踏むたびに「よいしょー」と力強い歓声が響いていた。また、巡業ならではの「わんぱく相撲」や「横綱綱締実演」では、会場が笑いや拍手に包まれた。

 この日、一番の盛り上がりを見せたのは幕内力士16人によるトーナメント戦。横綱や大関といった力士が出場し、本場所さながらの真剣勝負を繰り広げ、観客の目をくぎ付けにした。決勝は、大きな声援に後押しされた稀勢の里が、高安とのぶつかり合いを制し優勝を飾った。

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