九州など今年初の30℃超え 季節外れの真夏日に

午後1時の気温分布(推計) 出典:気象庁

 きょう20日(金)は全国的に晴れて、気温が上がっている。大分県の日田市では午後1時過ぎに30℃を超えて、今年全国ではじめてとなる真夏日を観測した。
 さらに、同県の豊後大野市や広島県山県郡安芸太田町でも、すでに気温が30℃を超えている。

 きょうは広く高気圧に覆われているため、北海道から沖縄にかけて青空が広がっている。日差しとともに気温は早いペースで上がっており、午後2時までの最高気温は甲府で28.2℃、京都で27.8℃、山口で27.9℃など、関東から西の地域ではすでに25℃を超えている所が多くなっている。
 東京都心でも26.1℃まで上がって、今年3回目の夏日となった。

あすはさらに気温が上がる見通し

 あす21日(土)も関東から西では25℃を超える所が多く、さらに北陸や北日本でもきょうより気温が上がる見通し。全国的に6月から7月並みの暑さとなりそうだ。
 まだ、身体が暑さに慣れていない時季であり、急な気温上昇で熱中症になりやすくなるため、十分な注意が必要となる。
(気象予報士・多胡安那)

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