ウィスラー好投&打線爆発でブレーブスがメッツを圧倒

【メッツ4-12ブレーブス】@サントラスト・パーク

開幕から好調を維持しているブレーブス打線がマット・ハービーをはじめとしたメッツ投手陣に襲い掛かり、13安打12得点の猛攻。今日メジャー昇格を果たし、今季初先発のマウンドに臨んだマット・ウィスラーは開幕ダッシュを決めて勢いに乗るメッツ打線をトッド・フレイジャーの3号ソロによる1点のみに抑え、7回2安打1失点の好投で今季初勝利をマークした。前日の試合で左手首に死球を受け、状態が心配されたフレディ・フリーマンは「3番・一塁」で先発出場。初回に先制の犠牲フライを放つなど、2安打1打点の活躍を見せて周囲を安心させた。

今季のブレーブスはチャンスを得た脇役たちが貴重なチャンスをしっかり生かしてチームに貢献する姿が目立っている。有望株ロナルド・アクーニャJr.の昇格まで暫定的に正左翼手として起用されているプレストン・タッカーは、2本のタイムリー二塁打を放ち、自己最多の5打点を叩き出す活躍。今季の18打点はブライス・ハーパー(ナショナルズ)と並んでリーグ最多タイの数字である。開幕直前にブレーブスに拾われたライアン・フラハティは打率.352と好調を維持しており、無安打に終わった今日の試合でも2つの四球を選んでチームに貢献。アニバル・サンチェスの故障離脱により先発登板の機会が巡ってきたウィスラーは、ブライアン・スニッカー監督が「今までに見たなかで一番良かった」と語るほどの好投を見せた。このほか、オジー・アルビーズ、フリーマン、カート・スズキ、ニック・マーケイキスといった主力選手が3割前後の高打率をマークしているのだから、弱いはずがない。地区首位のメッツに2ゲーム差に迫ったブレーブスは、ナ・リーグ東部地区の優勝争いを面白くしてくれそうだ。

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