藤沢市の人口、43万人突破 30年には44万4千人見込む

 藤沢市は19日、市の人口が43万人を突破したと発表した。今後も人口増は続き、2030年には44万4千人に達する見込み。

 市によると、18日現在の人口は43万66人。地区別では、明治、藤沢、辻堂地区などを中心に、子育て世帯が増えているという。鈴木恒夫市長は「自然環境、教育、子育て、福祉、交通アクセスなど、さまざまな面で暮らしやすい街として評価していただいているからでは」と歓迎した。

 ただ、最新の15年の国勢調査を基にした45年までの人口推計では、30年に44万4068人でピークを迎えた後は減少に転じる見込み。高齢者(65歳以上)人口は45年に36%となると推計される。

 家族類型別では、20年は「夫婦と子世帯」が全体の30%超を占めるが、45年は27%に減少。一方、「65歳以上の単独世帯」は20年に全体の10%だが、45年には15%に増加する。

 鈴木市長は「今後の人口構造の変化に合わせ、包括ケアシステムを推進するなど重点施策を確実に進めていきたい」と話した。

© 株式会社神奈川新聞社