【タイム結果】スーパーフォーミュラ第1戦鈴鹿 土曜フリー走行

 4月21日、全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦鈴鹿の土曜フリー走行が鈴鹿サーキットで行われ、野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がトップタイムをマーク。また、塚越広大(REAL RACING)が3番手タイムを記録した。塚越はこのとき、ミディアムタイヤを履いていたと思われる。

 初夏を思わせる気候とドライコンディションのなかで行われた予選日のフリー走行。セッション開始14分すぎ、ジェームス・ロシター(VANTELIN TEAM TOM’S)がデグナーカーブふたつめでスポンジバリアに突っ込み、マシン回収のため赤旗中断。なお、ロシターは自力でマシンを降りている。

 その後セッションが再開されたが、再びデグナーカーブで今度は山本尚貴(TEAM MUGEN)がグラベルでマシンストップ。約7分のセッション中断ののちセッションは再開されている。

 2回の赤旗中断を挟んだセッションとなったが、注目されたのは各車が予選に向けてタイムアタックに入り始めた終盤。塚越広大(REAL RACING)が1分38秒509をマークしてトップに浮上。このときのアタックはミディアムタイヤで行い、同じタイミングでソフトタイヤでアタックに入っていたドライバーたちのタイムを上回り、場内放送の解説を務める松田次生も驚きの声を上げていた。

 その後、ソフトタイヤを装着したとみられる野尻、山本がアタックを行い塚越のタイムを上回ったが、その差はコンマ約3秒以内というもの。このセッションでは、ソフトタイヤでのアタックが必ずしも大きなアドバンテージを築くわけではない一例を示す結果となった。

山本尚貴/DOCOMO TEAM DANDELION RACING
塚越広大/REAL RACING
土曜のフリー走行は2回の赤旗中断が発生した

■全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦鈴鹿 土曜フリー走行結果(編集部計)

天候:晴れ 路面:ドライ

Pos. No. Driver Team Engine Time

1 5 野尻智紀 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda 1’38.227

2 16 山本尚貴 TEAM MUGEN Honda 1’38.371

3 17 塚越広大 REAL RACING Honda 1’38.509

4 19 関口雄飛 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL TOYOTA 1’38.616

5 6 松下信治 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda 1’38.726

6 65 伊沢拓也 TCS NAKAJIMA RACING Honda 1’38.733

7 15 福住仁嶺 TEAM MUGEN Honda 1’38.873

8 4 山下健太 KONDO RACING TOYOTA 1’38.982

9 36 中嶋一貴 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA 1’39.068

10 37 J.ロシター VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA 1’39.313

11 3 N.キャシディ KONDO RACING TOYOTA 1’39.323

12 1 石浦宏明 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA 1’39.506

13 2 国本雄資 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA 1’39.517

14 20 平川亮 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL TOYOTA 1’39.715

15 64 N.カーティケヤン TCS NAKAJIMA RACING Honda 1’39.760

16 50 千代勝正 B-MAX RACING TEAM Honda 1’40.265

17 18 小林可夢偉 carrozzeria Team KCMG TOYOTA 1’40.293

18 7 P.フィッティパルディ UOMO SUNOCO TEAM LEMANS TOYOTA 1’40.679

19 8 大嶋和也 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS TOYOTA 1’40.732

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