シャーザーがカーショウとのエース対決を制し今季4勝目

【ナショナルズ 5-2 ドジャース】@ドジャー・スタジアム

全米だけではなく、日本でも大きな注目となっていたナショナルズ、マックス・シャーザーとドジャース、クレイトン・カーショウによるエース同士の投げ合いに決着がついた。結果はシャーザーが6回1失点とドジャース打線を封じて今季4勝目を挙げ、カーショウに投げ勝った。

先にマウンドに立ったのはカーショウ。ここまで4試合でわずか1勝と勝ちに恵まない状況が続いている。初回は先頭打者のトレイ・ターナーにツーベースを浴びていきなりのピンチを迎えると1死三塁からブライス・ハーパーにタイムリーを打たれて1点を失う。その後も自らの暴投からさらに苦難が続き、ライアン・ジマーマンにもツーベースを浴びて初回2失点という立ち上がりとなった。一方のシャーザーもクリス・テイラーにスリーベースを打たれ無死三塁のピンチとなる。続くコリー・シーガーには死球を与えてしまい走者を溜めるものの、後続を無安打に抑えてこちらは無失点スタートとなった。

初回の投球を終えた2人は4回終了までお互いに無失点投球を続けるものの、試合が再び動いたのは5回表のナショナルズの攻撃だった。この回の先頭打者、マイケル・テイラーがツーベースを放つと1死から投手のシャーザー自身もヒットを記録しチャンスを広げ、続くターナーにタイムリーが飛び出して3対0とさらにリードした。その後、6回にも得点したナショナルズはカーショウに対して4得点と攻め立てた。ナショナルズ打線につかまったカーショウは9安打4失点も7回まで投げ切り味方の反撃を待った。

そのドジャース打線に反撃させなかったのはシャーザー自身だった。6回裏に2死から走者を許し一・三塁の場面からヤシエル・プイーグにタイムリーを打たれるもこの日の失点はこの時の1点のみで6回を最後にマウンドを降りる際には相手打線を4安打9奪三振に抑え、的を絞らせなかった。シャーザー降板後は1点こそ取られたものの、リリーフ陣が踏ん張りをみせて終わってみれば5対2で勝利した。エース対決に勝利したシャーザーはこれで今季4勝目、一方のカーショウは3敗目を喫した。

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