110年記念の町勢要覧 自然や産業魅力PR 中井

 中井誕生110年を記念し、中井町は10年ぶりに町勢要覧を発行した。里山の緑豊かな自然や、子育て支援策、町民の地域活動、特産品など多彩な魅力を盛り込んだ。町外でのイベントで配布するなどシティプロモーションに活用する。

 町勢要覧は、商標登録した町のキャッチフレーズ「里(さ)都(と)まち」を前面に打ち出し、「自然・環境」「教育・学習」「産業・観光」などのテーマごとに町の取り組みと人物を紹介。子育て支援のNPO法人代表や、移住して農業を始めた町民らのメッセージを通じて、暮らしやすさをアピールしている。

 1908(明治41)年4月に中村と井ノ口村が合併し、中井村が誕生して以来の歴史を振り返るページもある。町の担当者は「魅力も歴史も中井のいまが分かる内容。定住促進、交流人口の増加につなげたい」と話している。

 町勢要覧はA4判カラー本文40ページで、2千部発行。定住促進に内容を絞った小冊子も5千部作製、移住を検討している人に配る。

中井町の町勢要覧(上)と移住希望者向け小冊子

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