奇跡のプレミア制覇成し遂げた世代は終わり? レスターに迫る改革

プレミアを制した当時のレスター photo/Getty Images

レスター・シティ指揮官クロード・ピュエルはすでに新シーズンへの準備がスタートしていることを明かしていたが、どのようにチームを組み立てていく考えなのか。

まず基本となるシステムだが、地元紙『Leicester Mercury』は[4-2-3-1]をピュエルが好んでいると伝え、今夏はそのシステムと指揮官の希望に合う選手を補強していくことになるだろう。その中で同メディアがポイントに挙げたのは1トップに入るFWジェイミー・バーディをサポートするトップ下だ。これまでは日本代表FW岡崎慎司や、デマライ・グレイが回ることもあった。しかし現在のレスターには純粋なトップ下と呼べるチャンスメイカーが存在せず、そこが今夏の補強ポイントの1つとなりそうだ。

また、サイドバックにも攻撃的な選手が配置される見通しだ。2015-16シーズンのプレミア制覇を知るダニー・シンプソン、クリスティアン・フクスではなく、右にはマルク・オルブライトン、左にベン・チルウェルを起用する可能性が高い。オルブライトンはサイドハーフの選手だが、より深い位置から攻撃力を活かしていくことになるかもしれない。

同メディアは岡崎とGKカスパー・シュマイケルが欠場していたとはいえ、前節のサウサンプトン戦で当時のプレミア制覇を知るメンバーがバーディ、オルブライトン、リヤド・マフレズしか出場しなかったと指摘。今夏の補強次第では、あの奇跡のプレミア制覇からガラリと顔ぶれが変わる可能性があると予想している。岡崎もトップ下の構想に合わないとなれば、レスターを離れる可能性だってある。

レスターサポーターとしては優勝を知るメンバーが少なくなっていくのは寂しいところだろうが、今夏1つの時代に終わりを告げるのだろうか。

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