「献血」若年層が激減 常設ルーム「カリーノ」10年

10周年を迎えた献血ルーム「カリーノ」。若年層の献血者減少が課題になっている=宮崎市

 若年層の献血離れが深刻化している。宮崎市橘通東4丁目にある県内唯一の常設献血ルーム「カリーノ」では開設以来の10年間で10~30代の献血者が激減、昨年度は全年齢層に占める割合が35・1%と過去最少を記録した。同ルームを運営する県赤十字血液センターは「このまま若者の献血離れが続くと、血液の安定供給が難しくなる」と危機感を抱き、若年層への協力を求めている。

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