エンゼルス・プーホルスの2ランでチームは連敗を「4」で止める

【ジャイアンツ3-4エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

日本時間4月21日時点で4連敗と自慢の打線に元気がないエンゼルス。また、先発陣が長いイニングを投げることができずにリリーフ陣に負担がかかっていることもその原因だろう。連敗から脱出したいチームとしてはこれ以上、負ける訳にはいかない。本拠地、エンゼル・スタジアムで行われたジャイアンツとの第2戦では大記録を目指す主砲の一発が決勝点となった。

エンゼルスの先発は開幕投手も務めたゲリット・リチャーズ、一方のジャイアンツはここまで未だ勝ち星がないデレク・ホランド。先にマウンドに立ったリチャーズは自慢の変化球を武器にジャイアンツ打線を3者凡退に抑えるとホランドはマイク・トラウトにツーベースを浴びるも後続を抑えて両投手とも上々の立ち上がりとなった。試合は2回表、振り逃げで出塁したパブロ・サンドバルを二塁に置いてブランドン・ベルトが2ランを放ち、ジャイアンツが2点を先制した。エンゼルスもジェフリー・マーティとトラウトの一発により2対2の同点とし、序盤から両軍とも点の取り合いとなっていた。

試合はしばらくこう着状態となるものの、6回裏、3000安打まであと「9」に迫っているアルバート・プーホルスが1死一塁から値千金の勝ち越し2ランを放ち4対2となった。3被弾したホランドはこの回を投げ切り降板、6回5安打4失点とイニングは投げたが乏しい結果となった。一方で主砲の一発により勝利投手の権利が飛び込んだリチャーズは6回5安打2失点、11奪三振の好投でマウンドを降りた。

このままでは終われないジャイアンツは8回表に2死一塁からエンゼルスの4番手、ブレイク・ウッドからサンドバルがタイムリーツーベースを打って1点を返した。最終回にも先頭打者のマック・ウィリアムソンが出塁するも後が続かず反撃はここまでとなった。プーホルスの一発が決勝点となったエンゼルスは連敗を「4」でストップさせ、首位・アストロズを0.5差で追う。今回は大谷翔平の出場機会はなかったものの、チームが再び上昇するためには必要不可欠な存在だ。

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