『NAONのYAON(ナオンのヤオン)』に厚木高校軽音部「SEED」出演 厚木市

左から村川さん、武田さん、矢萩さん、池田さん、伊藤さん

 80年代にデビューした、女性ロックバンドの先駆け的存在、SHOW―YAがプロデュースするイベント『NAON(なおん)のYAON(やおん)』に厚木高校軽音楽部の5人組グループSEED(シード)が出演する。イベントは4月29日(日)に日比谷野外音楽堂(東京都千代田区)で行われ、SEEDはオープニングアクトを務める。

 SEEDは、3年生の女子5人からなるガールズバンド。ボーカルを矢萩栞奈(かんな)さん、ギターを池田澪菜(みおな)さん、ベースを武田萌さん、キーボードを村川佳乃(かの)さん、ドラムを伊藤真依さんが務める。バンド名の由来は、トーナメントなどで強者が2回戦などから登場する「シード」で、「努力する姿は見せないけど、気づいたら良い位置にいるように」という意味が込められている。バンド歴は2年。普段は自主練習をしつつ、放課後の部活の時間を使って音を合わせている。結成当初は可愛らしいバンドを目指したが、続けるうちに「おどろおどろしい重たい感じ」を表現するバンドへと変貌していったという。作詞、作曲、アレンジは全てオリジナルで、13曲のレパートリーを持つ。

 3月28日に下北沢で行われたオーディション「Cute GirlsLive」の軽音部門でグランプリになったことで、NAONのYAONへの出場権を獲得した。演奏を見たSHOW―YAのギタリストで厚木市出身でもある五十嵐美貴さんは「よく一つの学校でこのメンバーを揃えられたなと言うくらい、バランスとまとまりが良いバンド。表現する力がすごい」と評する。メンバーは「昨年、イベントを実際に見に行った。今年はそのステージで演奏できるので、とても楽しみです」と意気込む。

一流が集う豪華なラインナップ

 NAONのYAONは1987年に始まった、女性ミュージシャンによる音楽イベント。一時期中断していたが、2013年から毎年開催されている。今年もSHOW―YAをはじめ、相田翔子さん、早見優さん、中村あゆみさん、小柳ゆきさん、相川七瀬さん、椿鬼奴さん、元プリンセスプリンセスの渡辺敦子さん、富田京子さんら一流ミュージシャンが出演する。

 問合せはディスクガレージ【電話】050・5533・0888へ。

 

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