座間大凧、本番へ準備着々 市民ら「糸目付け」

 5月4、5の両日に相模川河川敷で開かれる「座間市大凧(おおだこ)まつり」に向けて、大凧づくりの最終工程「糸目付け」が22日、同河川敷で行われた。市大凧保存会のメンバーや市職員有志、地域住民、米陸軍キャンプ座間の関係者ら数十人が参加した。

 糸目は、約13メートル四方の大凧に付けられ、引き綱に延びる計47本の糸で、太さ約1センチ、長さ約80メートル。大凧の形を維持しながら、空に揚がったときに風を受ける角度を決める役割を果たす。

 この日は寝かせた状態の大凧の骨組みに糸を結び、その後、骨組みを起こして張り具合を調整した。同保存会の福井孝光さん(71)は「きょうは風が緩やかで順調に作業が進んだ。当日、良い風を期待し、無事に揚げてお客さんに喜んでもらいたい」と意気込んでいた。

 大凧は例年100人以上の参加者によって揚げられている。同まつりは午前10時~午後4時(開会式は4日午前9時から)。

糸を結んだ大凧の骨組みを起こす参加者=相模川河川敷

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