好調・ムスターカスが14試合連続安打&決勝スリーラン

【ロイヤルズ8-5タイガース】@コメリカ・パーク

日本時間4月9日のインディアンス戦から13試合連続安打をマークしていたマイク・ムスターカス(ロイヤルズ)が記録を伸ばすためには、最低でも1本、ヒットが必要だった。そして、その1本はロイヤルズにとって最高の形で生まれた。エイブラハム・アルモンテの2号グランドスラムで逆転に成功した直後の6回裏に3点を失って同点に追い付かれたロイヤルズは、続く7回表に2四球で一死一、二塁のチャンスを作り、打席にはムスターカス。「チェンジアップが続いていたから、それを待っていたんだ。良いスイングができたよ」という打球は、ライトスタンドのポール際に飛び込む6号決勝スリーランとなった。

開幕から投打両面で精彩を欠く戦いが続いていたロイヤルズ。この試合で飛び出したアルモンテの満塁弾は、今季のロイヤルズが満塁で放った初めてのヒットだった(それまで15打数ノーヒット)。アルモンテは「最低でも犠牲フライを打てるように高めの球を待っていたんだ。いい感触だったよ」と自身の一発を振り返った。また、ネッド・ヨスト監督は勝利の立役者として3点リードの7回裏から登板し、2イニングを無失点に抑えたブライアン・フリンの名前を挙げた。「(クローザーの)ケルビン(・ヘレーラ)につなぐために、2イニングを無失点に抑えることが必要だった。フリンはまさにそれをやってくれたんだ」とヨスト。指揮官の思惑通り、ロイヤルズはフリンからヘレーラへとつないで3点のリードを守り抜き、リーグで2番目に遅い今季5勝目をマークした。

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