ホームに強いフィリーズがパイレーツ4連戦をスイープ!

【パイレーツ2-3xフィリーズ(延長11回)】@シチズンズバンク・パーク

延長11回裏、フィリーズは一死走者なしからアンドリュー・ナップがあわやサヨナラ本塁打かというレフトへのスリーベースで出塁し、続くアーロン・アルテールが前進守備の内野の間を抜けるレフト前へのサヨナラタイムリー。延長戦までもつれ込んだパイレーツとの熱戦を制し、1994年以来24年ぶりとなるパイレーツ4連戦のスイープを完成させた。自身初のサヨナラ打を放ったアルテールは「勝っているときはいつもと違う雰囲気だね。この勢いをキープして戦い続けていきたいよ」とチームの勢いを感じている。フィリーズはこれで本拠地シチズンズバンク・パークで7連勝。今季、ホームでは9勝1敗と驚異的な強さを発揮している。

フィリーズは好投を続ける先発のニック・ピベッタをなかなか援護できず、パイレーツ先発のトレバー・ウィリアムスの前に5回裏一死までノーヒット。5回表にはエリアス・ディアスの2号ツーランで先制を許すなど、決して楽な試合展開ではなかった。しかし、先制を許した直後の5回裏にチーム初安打となるタイムリー二塁打をピベッタ自身が放って1点差に迫り、一死一、三塁とチャンスを広げてセザー・ヘルナンデスの犠牲フライで同点。その後は両軍譲らず、試合は延長戦に突入し、最後はアルテールの一打で決着した。今季最初の5試合をいずれもロードで戦い、1勝4敗のスタートとなってゲーブ・キャプラー監督への批判の声も聞かれたフィリーズだが、その後は13勝3敗の快進撃。地区首位のメッツまで0.5ゲーム差に迫り、ナ・リーグ東部地区の序盤戦を盛り上げる存在となっている。

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