イェリッチが古巣相手に逆転弾 ブリュワーズ6連勝

【マーリンズ2-4ブリュワーズ】@ミラー・パーク

今年1月にルイス・ブリンソンら4選手とのトレードでマーリンズからブリュワーズに加入したクリスチャン・イェリッチが古巣から放った初本塁打は、試合をひっくり返す貴重な逆転弾となった。1点ビハインドの4回裏、ブリュワーズは先頭のロレンゾ・ケインがヒットで出塁し、続くイェリッチが真ん中低めの速球をしっかり捉えてセンターへ飛び込む2号逆転ツーラン。その後、ブリュワーズはマーリンズに同点・逆転を許さず、4対2で逃げ切ってマーリンズ4連戦をスイープした。ブリュワーズはこれで6連勝。イェリッチは「良い流れでロードの遠征に突入できるね」と勝利を喜んだ。

本拠地での7連戦を6勝1敗で終え、貯金を5としてカージナルスと並ぶ地区首位タイに君臨しているブリュワーズ。本拠地での4連戦スイープは、2008年8月にナショナルズ4連戦をスイープして以来、実に10年ぶりのことだった。イェリッチに逆転弾を献上したマーリンズ先発のケイレブ・スミスは「投げたのはツーシームだったと思う。低めに行ったけど、ホームプレートの真上に行ってしまった。イェリッチは良いスイングをしたね。あの1球で相手にリードを奪われてしまったよ」とガックリ。6回77球を投げて被安打2、奪三振10、与四球0、失点2と素晴らしいピッチングを見せていただけに、まさに痛恨1球となってしまった。6連勝と勢いに乗るブリュワーズは明後日からロードでの9連戦。リグリー・フィールドでのカブス4連戦が序盤戦の山場の一つとなりそうだ。

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