大型連休中も季節先取りか 熱中症に注意を 高温に関する情報

30日間(3月24日~4月22日)の平均気温(平年差)

 関東甲信は、3月上旬から気温の高い状態が続いている。この状態は、今後2週間程度は続くと予想されるため、23日午後「長期間の高温に関する関東甲信地方気象情報」が発表された。大型連休中は、熱中症や農作物の管理等に注意が必要だ。

 関東甲信は3月上旬から寒気が南下しにくく、南から暖かな空気が流れ込みやすかった。高気圧に覆われて晴れて気温の高い日が多く、3月1日以降の平均気温は平年を3℃程度上回っている所が多い。向こう2週間程度も、暖かな空気に覆われて気温の高い日が多い見込み。
 
 【平均気温・平年差 3月1日~4月22日まで(速報値)】
 千葉 平均気温13.8℃ 平年差+3.0℃
 横浜     13.8℃    +2.9℃
 銚子     13.7℃    +3.1℃
 東京     13.5℃    +2.9℃
 熊谷     12.8℃    +2.8℃
 甲府     12.4℃    +2.3℃
 前橋     12.2℃    +2.7℃
 水戸     11.7℃    +3.1℃
 宇都宮    11.7℃    +2.9℃
 長野      8.6℃    +2.3℃

高温に関する異常天候早期警戒情報(4月28日~5月7日) 出典=気象庁ホームページ

大型連休 気温高い地域多く

 なお、5日後~14日後を対象として、1週間の平均気温が平年よりかなり高い場合に発表される「高温に関する異常天候早期警戒情報」が、関東甲信を含む東北南部~九州北部にかけて発表された。対象となった地域では、大型連休スタートの28日(土)頃からの1週間ほどは、気温が平年よりかなり高くなる見込み。
 
 先週末(20日~22日)同様の暑さ、あるいは一段と気温が高くなる可能性があるため、気象庁は農作物の管理に注意するよう呼びかけている。高温と大型連休と重なることもあり、屋外での活動は飲料水や日陰の確保、充分な休息を心掛けるなど、熱中症対策が必要となりそうだ。

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