アルモーラJr.好守連発!カブスが大荒れの試合を制す

【カブス9-7ロッキーズ】@クアーズ・フィールド

日本時間4月23日に行われたカブス対ロッキーズの一戦は、「打者天国」と呼ばれるロッキーズの本拠地クアーズ・フィールドに相応しい大荒れの展開となった。カブスは初回にクリス・ブライアントが頭部に死球を受けて負傷交代するアクシデントがあったものの、3回表までに6点を先行。その後、ロッキーズも反撃に転じ、2点ビハインドの9回裏には二死満塁のチャンスを作った。三塁走者のノーラン・アレナードは捕手のウィルソン・コントレラスがボールを逸らしたのを見て本塁突入を試み、判定はセーフとなったが、カブス側のチャレンジの末、判定が覆り試合終了。9対7という荒れた試合のなかで最も光ったのは、カブスのセンター、アルバート・アルモーラJr.が見せた再三にわたる好プレイだった。

3点を先制した直後の1回裏、カブスは一死二塁のピンチを背負い、アレナードの打球はセンター後方への大飛球。抜ければタイムリー二塁打間違いなしというこの打球をアルモーラJr.は見事にダイビングキャッチで捕球し、チームをピンチから救った。2度目の好プレイは2回裏。今度は二死二塁のピンチでノエル・クエバスの打球を、身体を目一杯伸ばしてダイビングキャッチし、またしても先発のホゼ・キンターナを大喜びさせた。さらに9回裏には、この回先頭のチャーリー・ブラックモンのセンター後方への大飛球をフェンス際でランニングキャッチ。捕球後にフェンスに激突しながらも、ボールは絶対に離さなかった。好プレイを連発したアルモーラJr.は「僕はただ相手チームの得点を防ごうとしただけだよ」と涼しい顔。ジョー・マドン監督は「今日はアルバート(・アルモーラJr.)がセンターで素晴らしいプレイを見せてくれた」と好守を連発した中堅手の働きぶりを絶賛していた。

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