アーセン・ヴェンゲルの後任にふさわしい指揮官は誰なのか。これはヴェンゲルが今季限りでの退任を発表してから盛んに議論されていることだ。一部では元バルセロナ指揮官ルイス・エンリケも候補者に挙がっているようだが、これまで何度かヴェンゲルの采配を批判してきた元マンチェスター・ユナイテッドDFガリー・ネビル氏はどう考えているのか。
英『sky SPORTS』によると、ネビル氏には適役と考えている指揮官がいるという。アーセナルを再び優勝争いができるチームへと育てるためにどのような指揮官が理想的なのか。ネビル氏の見解はこうだ。
「アーセナルには自分たちよりもレベルの高い相手と戦うことのできる指揮官が必要だ。私にとって理想的な候補者はアトレティコ・マドリードのシメオネだ。彼は毎シーズンCLやリーガでチャレンジしてきた。チームには予算もあったが、バルセロナとレアル・マドリードには程遠いものだからね」
アーセナルがマンチェスターの両チームのように多額の資金を市場に投じるのは難しく、スター選手をかき集めることはできないだろう。つまりアーセナルをプレミア制覇へ導くには、限られた戦力で勝つ方法を知っている指揮官が必要だ。そのうえでシメオネは確かに魅力的な候補者と言えよう。
一方でエンリケはバルセロナで恵まれた戦力をベースに3冠を獲得しており、アーセナルとは状況が異なる。ヴェンゲルが築いてきたスタイルとは違うが、シメオネのような現実的なプランを練ることのできる指揮官が理想なのだろう。
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