<レスリング>全日本女子チームが新潟・十日町市で合宿スタート…渡利璃穏(アイシンAW)が復活!

 全日本女子チームが4月23日、新潟県十日町市の桜花レスリング道場で合宿をスタート。3月の女子ワールドカップ(高崎市)のあと初めて全日本チームとしての練習を行った。日本協会の富山英明常務理事(日大監督)も訪れ、選手を激励。残雪もある十日町では今年最初の合宿ということで、練習後は地元の後援会による激励会があり、今年も変わらぬ支援がチームに伝えられた。

 この日はスパーリングはなく、打ち込みや技術練習をやったあと、“金メダル坂”での体力トレーニングを行った。笹山秀雄・女子強化委員長(自衛隊)は「体力強化を優先してやりたい。技術的には、課題だった片足タックルに入ってからの処理に取り組みたい」と、今年度最初の合宿のテーマを話した。

 今回の合宿には、2016年リオデジャネイロ・オリンピック75kg級代表で、その後、悪性リンパ腫(血液のがん)のため闘病していた渡利璃穏(アイシンAW)が参加。2020年東京オリンピックへ向けての第一線復帰を予感させた。

 今回の合宿は27日まで。世界選手権の予選となる明治杯全日本選抜選手権(6月14~18日、東京・駒沢体育館)の前に、来月21~27日に富山・高岡市でも全日本合宿が予定されており、この時はポーランド選手が来日。外国選手との練習で鍛える予定。(写真=チーム提供)


© 公益財団法人日本レスリング協会