22日にスペイン国王杯決勝でセビージャと対戦したバルセロナは、まさに圧倒的と言える強さを見せつけた。セビージャは今季チャンピオンズリーグでマンチェスター・ユナイテッドを撃破したり、バイエルンと互角に渡り合うなど健闘の目立っていたチームだ。今回の国王杯決勝でもバルセロナを苦しめることになると予想していた人も多かったはずだ。
しかし試合はバルセロナが一方的にゲームを支配し、終わってみれば5-0の大差がついた。アンドレス・イニエスタにとって最後の国王杯ではないかと言われていることもあり、バルセロナにとっては最高の1日になったことだろう。この結果に多くのサポーターも満足しているはずだが、セビージャを圧倒したからこそ思い出してしまう苦い記憶がある。なぜバルセロナはチャンピオンズリーグ準々決勝2ndレグでローマに敗れたのだろうか。
バルセロナは1stレグを4-1で勝利しながら、2ndレグをまさかの0-3で落として準々決勝敗退となった。スペイン『MARCA』はセビージャ戦のパフォーマンスを受け、「なぜローマに敗れたのかもっと理解するのが難しくなった」と伝えており、これほど相手を圧倒できるチームが3点のリードを守れずに完敗を喫したことに納得していない。
国王杯との唯一の違いといえばチャンピオンズリーグでは起用できないMFフィリペ・コウチーニョがいたことだが、さすがにそれだけを理由にすることはできない。ローマ戦の敗北でクラブの指揮官エルネスト・バルベルデに対する見方が変わったとも言われており、今回のセビージャ戦の結果次第では解任もあり得たという。ローマ戦の2dnレグで今季の印象が大きく変わってしまうことになり、同メディアも混乱しているようだ。
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