日立建機は23日、鉱山で使われる超大型油圧ショベルやダンプトラック向けにメンテナンスを行うサービス用トラックを開発したと発表した。資源メジャー、ヴァーレのモザンビーク炭鉱へ1台を初納入した。
資源メジャーでは生産性や安全性を高めるニーズが高まっており、日立建機はヴァーレの求めに応じサービス用トラックを提案、採用された。
同トラックは110トン級ダンプトラックを改造したもの。メンテナンスで使われる潤滑用グリスや冷却クーラントといった油脂を大量に積み込み、300トン級を超える大型の鉱山機械に対して稼働現場で効率よく補給できる。
同トラックを納入したヴァーレの炭鉱はテテ州モアティーズ郡にあり、三井物産もインフラ整備を含め参画。ここで産出された原料炭は日本でも利用されている。