6回裏に5得点のビッグイニング レッズが連敗ストップ

【ブレーブス4-10レッズ】@グレートアメリカン・ボールパーク

日本時間4月16日のカージナルス戦を最後に6試合連続で本塁打が出ず、直近5試合でわずか7得点とチーム全体が深刻な打撃不振に陥って5連敗中だったレッズが、久しぶりに飛び出した本塁打をきっかけに勢いを取り戻し、逆転勝利を収めた。2点ビハインドの5回裏にスコット・シェブラーが2号ツーランを放って同点に追い付き、6回裏には打者10人を送り込む猛攻で一挙5得点のビッグイニング。8回裏にも2本のタイムリーで3点を追加したレッズは10対4でブレーブスを破り、連敗を5でストップさせた。

質量ともに不足している投手陣を強力打線でカバーするのがレッズの戦い方だっただけに、打撃不振はチームの戦いに深刻な影響を与えている。開幕から18試合で3勝15敗に終わり、ブライアン・プライス監督が解任。ベンチコーチのジム・リグルマンが暫定監督として指揮を執ったカージナルス3連戦でも1つも勝てなかった。しかし、この日はシェブラーの一発をきっかけに打線が目覚め、6回裏にジェシー・ウィンカー、ホゼ・ペラザ、スクーター・ジェネットのタイムリーなどで大量5点を勝ち越し。3点差に迫られた8回裏にもシェブラーとアダム・デュバルのタイムリーで3点を追加してブレーブスを突き放し、プライス解任後の初勝利を飾った。「我々は厳しい時間を過ごしている。今日もリードされていたけど、シェブラーの一打が大きかったね。今夜は良い打席がたくさんあったし、多くの四球を選べたのも良かった。これが我々が求めていた攻撃なんだ」とリグルマン。今日の勝利はレッズ浮上のきっかけとなるだろうか。

© MLB Advanced Media, LP.