レアルよりバイエルンの方がローテーション上手? フレッシュさではドイツ王者が上

ローテーションを巧みに使うバイエルン photo/Getty Images

現在チャンピオンズリーグを連覇しているレアル・マドリードでは、指揮官ジネディーヌ・ジダンの巧みなローテーション策が話題になってきた。特に昨季はアルバロ・モラタ、ハメス・ロドリゲスなど優秀なバックアッパーが揃っていたこともあり、いわゆるBチームと呼ばれたサブ組でも相手を圧倒することが可能だったのだ。

そのジダンは今季もクリスティアーノ・ロナウドをチャンピオンズリーグ決勝トーナメント仕様にすべく何度か休養を与えており、それがベスト4進出に繋がっているのは間違いない。この勢いでバイエルンも撃破といきたいところだ。しかし、ローテーション策を使っているのはレアルだけではない。むしろ今季はユップ・ハインケス率いるバイエルンの方が上手くチームを回しているのだ。

スペイン『MARCA』はバイエルンの方がレアルよりフレッシュだと伝えているが、今季バイエルンでプレイタイムが3000分を超えている選手は3人しかいない。GKスヴェン・ウルライヒ、DFジョシュア・キミッヒ、FWロベルト・レヴァンドフスキだ。一方でレアルは8選手が3000分を超えている。

バイエルンはすでにリーグ優勝を決めており、先日のハノーファー戦でもマッツ・フンメルス、レヴァンドフスキ、トーマス・ミュラー、キミッヒなど主力をベンチスタートとしている。前線ではサンドロ・ヴァーグナー、中盤ではセバスティアン・ルディ、最終ラインでは18歳のルーカス・マイもスタメン起用するなど、理想的なローテーションを施している。

バイエルンではアリエン・ロッベンやフランク・リベリが大ベテランの域に入っているため、重要なゲームに照準を合わせて休養を与えていかなければならない。ハインケスもそれを理解しており、就任以降はバックアッパーを巧みに起用してきている。果たしてこれが迫るレアルとの1stレグで活きてくるのだろうか。バイエルンは準備万端だ。

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