火災を未然に防いだとして、磯子署は23日、横浜市立滝頭小(磯子区丸山2丁目)6年の女子児童(11)に感謝状を贈った。
同署によると、2日午後6時45分ごろ、自宅にいた児童は、隣の2階建て住宅から火災報知機の警報音が鳴るのを聞いた。素早く反応して自宅から119番通報。駆け付けた消防隊員が、台所で空だき状態になっていた鍋の消火活動を行い、事なきを得た。住人の70代の女性は別の部屋にいたといい、けが人はなかった。
同小で、小高藤安署長から感謝状を受け取った児童は「火災報知機から『火事です、火事です』という音声が聞こえ、焦げ臭いにおいがしたのですぐに通報した。初めてのことだったが、学校での避難訓練のように落ち着いて対応できた」と話した。小高署長は「素早い通報で、素晴らしい行動だった」とたたえた。