9回表に大量6点を勝ち越し アスレチックス3連勝

【アスレチックス9-4レンジャーズ】@グローブライフ・パーク・イン・アーリントン

3対3の同点のまま9回に突入した日本時間4月24日のアスレチックス対レンジャーズの一戦は、9対4という予想外のスコアで決着した。9回表、アスレチックスはマーカス・セミエンの勝ち越し弾をきっかけに打線が爆発。2本のタイムリー三塁打が飛び出すなど、打者10人を送り込む猛攻で大量6点を勝ち越して一気に試合を決めた。トレバー・ケーヒル(アスレチックス)、マット・ムーア(レンジャーズ)の両先発はともに5回3失点と試合を作ったものの、勝敗はつかず。アスレチックスのリリーフ陣が好投した一方、レンジャーズはケビン・ジェプセンとジェシー・チャベスの乱調が痛かった。

アスレチックスのボブ・メルビン監督はセミエンの本塁打で勝ち越したあと、一死走者なしから内野安打で出塁したジェッド・ラウリーの全力疾走を試合のターニングポイントに挙げた。「あれが全ての始まりだった。彼があんなに速く走っているのは見たことがなかったよ」とメルビン。アスレチックスはここから5点を追加し、レンジャーズを一気に突き放したのだった。この勝利により3連勝となったアスレチックスは12勝11敗と白星が先行。メルビンがこの試合のヒーローに挙げたラウリーは「僕たちは今、良い野球ができている。若いチームだけど、コンスタントに今のような野球をできれば、面白いことになるんじゃないかな」と語る。近年は低迷が続いていたアスレチックスだが、若手選手の成長次第では、久々にポストシーズン争いに加わる可能性もゼロではなさそうだ。

© MLB Advanced Media, LP.