干拓地に“赤いじゅうたん” クリムソンクローバー見ごろ

 穂のような深紅の花が特徴のクローバーの一種、クリムソンクローバーが見ごろを迎え、長崎県諫早市中央干拓の国営諫早湾干拓事業で造られた内部堤防斜面を彩っている。
 クリムソンクローバーは、欧州原産のマメ科の植物で、細長い花を付けることから「ストロベリーキャンドル」とも呼ばれる。県県央振興局が2016年度から実施している「『いさかん』魅力発見!プロジェクト」の一環。昨年10~12月、高さ約4メートル、延長約2.8キロの内部堤防斜面に約1.4キロの種をまいた。
 今年は気温が高い日が続き、昨年より早い4月上旬から開花。生育に少しむらがあるが、堤防斜面に“赤いじゅうたん”が広がる。同振興局によると、約1カ月間楽しめるが、今月末から来月初めがピークとみられる。

愛らしい赤い花を咲かせたクリムソンクローバー=諫早市中央干拓

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