24日にチャンピオンズリーグ・準決勝1stレグが行われ、リヴァプールがローマをホームのアンフィールドへ迎え入れた。
加入1年目ながらリヴァプールで、今季ゴールを量産しているモハメド・サラーの古巣対戦として、注目が集まったこの一戦。雨が降りしきる中キックオフされた試合は、そのサラーがかつてのチームメイトの前で圧巻のプレイを披露する。
サディオ・マネが立て続けに決定機を逃し、イケイケムードとともに嫌な雰囲気も流れ始めた36分、ゴールハンターとして覚醒するサラーがこの流れを一掃する。高い位置でボールを奪ったリヴァプールはパスをつなぎ、ボールはペナルティエリア右にいたサラーのもとへ。右足でトラップすると、ボールを逆足に持ち替え左足を振り抜く。狙い澄ましたシュートはクロスバー左隅の下を叩き、ボールはゴールに吸い込まれた。
その後も攻撃を畳み掛けるをかけるリヴァプールは試合終了間際の45分、ロベルト・フィルミーノのスルーパスに抜け出したサラーが、GKアルソンの頭上を抜く柔らかなチップキックでゴールネットを揺らした。リヴァプールが2点リードしてハーフタイムを迎えている。
後半に入ってもリヴァプール、そしてサラーの勢いはまだまだ止まらない。56分、ロングボールから右サイドの裏へ抜け出したサラー。ドリブルでエリア内へ侵入すると、中央へグラウンダーのクロスを入れる。これをマネが合わせ、リヴァプールのリードは3点に。さらに5分後の61分、右サイドをドリブルで突破したサラーが、再びエリア内までボールを持ち込む。ローマDFを一人かわして折り返すと、フィルミーノが合わせ、スコアを4-0とした。
69分に得たCKからフィルミーノがヘディングでゴールネットを揺らし、リヴァプールがリードを5点に広げた。しかし、ここからローマも意地を見せる。81分、ラジャ・ナインゴランの1本のロングパスからDFの裏へ抜け出したエディン・ジェコ。胸トラップから落ち着いてボールをゴールに流し込み、ローマが1点を返す。さらに4分後の85分、相手のハンドから得たPKを途中出場のディエゴ・ペロッティがGKの逆をつき、ゴール右隅に沈めた。
試合はこのまま終了し、リヴァプールが5-2でローマに快勝。キエフ(ウクライナ)で行われる決勝へ大きく近づいた。ただ、終盤にローマに許してしまった不気味な2つのアウェイゴール。準々決勝でバルセロナが、ローマの本拠地で3点差をひっくり返されているため、まだまだ気を抜くことができない。一方、ローマは守備陣が崩壊も、攻撃陣の踏ん張りでなんとか2ndレグへ望みをつないだ。大勢のファンが駆けつけるであろうスタディオ・オリンピコで、再び奇跡を起こすことができるのか。
[スコア]
リヴァプール 5-2 ローマ
[得点者]
リヴァプール:サラー(36、45)、マネ(56)フィルミーノ(61、69)
ローマ:ジェコ(81)、ペロッティ(85)
参照元:YouTube
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