2016年WSの再戦はシュワーバーの2発などでカブス大勝

【カブス10-3インディアンス】@プログレッシブ・フィールド

カイル・シュワーバー(カブス)にとって、インディアンスの本拠地プログレッシブ・フィールドは非常に相性の良い球場だ。2015年にメジャー初安打と初本塁打を放った球場であり、左膝前十字靭帯断裂の大怪我から復帰した2016年のワールドシリーズで打率.412の活躍を見せた球場でもある。その球場で行われた2016年ワールドシリーズの再戦となった一戦で、シュワーバーは2本塁打を放つ活躍を見せ、チームを牽引。カブスは先発のジョシュ・トムリンをはじめとするインディアンス投手陣に15安打の猛攻を浴びせ、10対3で大勝した。

トムリンは被本塁打が多いことで知られる投手だが、カブス打線はトムリンに4本塁打を浴びせた。2回表にシュワーバーが5号先制ソロを放ち、3回表にはウィルソン・コントレラスが1号ソロ。さらに4回表にはシュワーバーの6号ソロとイアン・ハップの3号ソロが飛び出し、リードを4点に広げて試合の主導権を握った。7回表にアルバート・アルモーラJr.のタイムリーなどで3点を追加し、9回表にはアンソニー・リゾーのタイムリーなどでさらに2点を追加して2ケタ得点に到達。先発のタイラー・チャットウッドは制球がやや不安定だったものの、6回1失点と先発の役割を果たし、打線の援護にも恵まれてカブス移籍後初勝利をマークした。直近5試合で4勝と波に乗りつつあるカブス。引き続き敵地でインディアンスと対戦する明日の試合でも、シュワーバーの活躍に注目だ。

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