ジェネットのサヨナラ弾でレッズが今季初の2連勝

【ブレーブス7-9xレッズ(延長12回)】@グレートアメリカン・ボールパーク

先発のタイラー・マーリーが6回までノーヒット・ピッチングを展開するなど6回終了時点で5点をリードし、楽勝ペースかと思われたレッズだったが、7回表に3点、9回表に4点を奪われ、ブレーブスに7対7の同点に追い付かれてしまう。今季ここまで4勝18敗と大きく負けが先行する苦しい戦いを強いられるなか、「また勝てないのか…」と嫌な雰囲気も漂い始めたが、4番打者が一振りで嫌な雰囲気を一掃した。延長12回裏、レッズは今季初登板のマックス・フリードからジョーイ・ボットーが四球を選んで出塁し、続くスクーター・ジェネットがカーブを捉えてライトスタンドへ突き刺さる2号サヨナラツーラン。劇的な勝利により、レッズは今季初となる2連勝を飾った。

3連敗→1勝→2連敗→1勝→8連敗→1勝→5連敗→1勝と開幕から大きくつまずいたレッズは、3勝15敗となったところでブライアン・プライス監督を解任。ベンチコーチのジム・リグルマンが監督代行を務め、カージナルス3連戦で被スイープを喫したあと、前日のブレーブス戦で今季4勝目を挙げたばかりだった。この日はマーリーの快投もあって試合を優位に進めていたものの、継投のタイミングを逸して7回表に3点を失い、9回表にはクローザーのライセル・イグレシアスが同点に追い付かれるという悪い流れに。それでも5番手のジャレッド・ヒューズが2回2/3を無失点に抑える好リリーフで勝利への望みをつなぎ、最後は4番打者のジェネットが一振りで試合を決めた。一方、ブレーブスの7番手としてマウンドに上がったフリードは、一死も取れずにサヨナラ弾を浴びるというほろ苦い今季初登板となってしまった。

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