湘南台におもちゃの病院 毎月土曜日に定期開催 藤沢市

さまざまなおもちゃが持ち込まれる

 壊れたり、動かなくなったおもちゃをボランティアで修理する「おもちゃの病院」が4月28日(土)、リサイクルプラザ藤沢(桐原町23の1)に”開院”する。定期開催されるのは、湘南台地区では初めて。

 長後在住の大原昭嘉さん(73)がリーダーとなり、日本おもちゃの病院協会の養成講座を受けた市内在住のメンバー2人と「湘南台おもちゃ病院」を開設する。数年前から同プラザの催しなどで活動していたが、利用者から「毎月やってほしい」と要望を受けて定期開催を決めた。

 代表の大原さんは、電子関係の仕事を定年退職後に「おもちゃドクター」となり6年目。鎌倉を中心に横浜や藤沢などで毎月おもちゃの修理作業にあたっている。

笑顔がやりがい

 他のメンバーの職歴も電気・機械関係で、リタイヤ後に、人の役に立ちたいとおもちゃドクターに。「経験年数は違うが技術力が高い。みんな子どもの笑顔を励みに頑張っている」と話す。

 持ち込まれるおもちゃの多くは、電池の接触不良で、プラスチックの破損や楽器などもある。その場で直せない場合は預かり修理する。メンバーには、それぞれ専門分野があり、相談したり、部品の作成を頼むこともあるという。

 大原さんは「おもちゃが直って手渡したとき、子どもは目をキラキラ輝かせる。一番うれしい瞬間で、大きなやりがい」と笑顔で話した。

 開催は、毎月第4土曜日の午前10時から午後3時(受付は2時まで)。修理は原則無料だが、部品交換が必要な場合は実費負担。問い合わせは大原さん【携帯電話】070・5587・5951へ。

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