共生社会推進へ伊勢原市が基本計画 東京五輪開催受け

 伊勢原市の高山松太郎市長は24日、第5次総合計画(2013~22年度)の後期基本計画(18~22年度)を策定した、と発表した。20年に開催される東京五輪・パラリンピックを受けて、生涯スポーツ、多文化共生社会の推進などを盛り込んだ。

 地域医療体制の充実、減災対策の推進、観光振興など37本の施策からなる前期基本計画から、生涯スポーツの推進、多文化共生社会の推進など4本を増やし、2本を統合、合計で40本となった。

 生涯スポーツの環境整備では、週2回以上、運動やスポーツをする人の割合を現状の40・8%から50・0%にアップさせる。特にパラリンピックへの理解を深めてもらおうと、小中学校で「陸上のカーリング」とも呼ばれる障害者スポーツ「ボッチャ」を普及させていく。

 また、外国人の増加を受けた多文化共生社会の推進では、従来の文化交流に加え、外国人向けの「ワールドカフェ」を開催して市の事業を紹介するなど、意見や要望の聞き取りなども行っていく。

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