マーリンズがベテラン勢の活躍で連敗を「5」でストップ

【マーリンズ3-2ドジャース】@ドジャー・スタジアム

現在、ナ・リーグ東地区最下位に低迷しているマーリンズは日本時間4月24日時点で5勝17敗と苦しい戦いを強いられている。今回、マーリンズは敵地、ドジャー・スタジアムでドジャース3連戦の第2戦に臨んだ。前日同様に接戦となった試合はマーリンズが後半に訪れたチャンスをモノにした。

マーリンズの先発はディロン・ピータース、一方のドジャースは前田健太でまず最初にマウンドにあがった前田はマーリンズ打線を3者凡退に抑える。それに対しピータースは2死から走者を背負うものの、こちらも無失点に抑えて上々の立ち上がりとなった。今試合、先制したのはドジャース。2回裏にマット・ケンプ、オースティン・バーンズの連続ツーベースによって1点を取る。1点を許したマーリンズは負けじと3回表にJ.T.リアルミュートが前田のフォーシームを右中間スタンドへ運んで1対1の同点となった。

その後は投手戦に突入し、両者ともに得点を許さない。前田は被弾後も崩れることなく6回4安打1失点、7奪三振の好投で勝ち星こそ付かなかったが役割を果たした。一方のピータースも制球よく打たせてとる投球で6回途中4安打1失点と粘りの投球をみせた。試合が再び動いたのは7回裏のドジャースの攻撃、ピータースの後を継いだニック・ウィットグレンとタイロン・ゲレーロが2死から四球とヒットで満塁のピンチを迎えると代打・チェイス・アトリーへの押し出しの四球で勝ち越しを許した。前日のように後半にリード許したマーリンズに嫌な流れが漂うがそれを変えたのがスターリン・カストロだった。

8回表、2死二塁からカストロがレフトへのタイムリーツーベースを放って2対2の同点とすると最終回には無死一塁からキャメロン・メイビンにもツーベースが飛び出して3対2と勝ち越しに成功した。最後はブラッド・ジーグラーがドジャース打線を3人で抑えて試合終了、チームの連敗を「5」で止めた。一方のドジャースは後半に一時、勝ち越すもリードを守り切ることができず痛い敗戦となった。明日はエース、クレイトン・カーショウで巻き返しを狙う。

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