フリーランド好投&ストーリー満塁弾でロッキーズ快勝

【パドレス0-8ロッキーズ】@クアーズ・フィールド

開幕からの4先発で0勝3敗、防御率5.85と不本意なパフォーマンスが続いていたカイル・フリーランド(ロッキーズ)が、日本時間4月25日のパドレス戦で7回無失点の見事なピッチングを披露した。2回までに7点をリードした打線の援護に恵まれたとはいえ、ピンチらしいピンチは5回表の二死二、三塁だけ。このピンチもフランチー・コルデロを空振り三振に抑えて無失点で切り抜け、7回90球を投げて被安打3、奪三振8、与四球2、無失点という安定した内容で今季初勝利をマークした。なお、この試合でメジャー初登板初先発を飾ったパドレスのエリック・ラウアーは、序盤からロッキーズ打線につかまり、3回7失点(自責点6)のほろ苦デビューとなった。

ロッキーズ打線は試合序盤の猛攻でフリーランドを猛烈に援護した。初回にエラー絡みで2点を先制し、2回裏二死二塁のチャンスではDJレメイヒューがタイムリーを放って3点目。さらに二死満塁とチャンスを広げ、トレバー・ストーリーが特大の6号グランドスラムをセンター左へ叩き込んだ。5回裏にはイアン・デズモンドがタイムリーを放ってリードを8点に広げ、投手陣はフリーランドからブライアン・ショウ、ブルックス・パウンダースとつないでパドレス打線をシャットアウト。8対0で完勝したロッキーズのバド・ブラック監督は「今日のピッチングは非常に良かったね。速球やスライダーを使って積極的に攻めることができていた」とフリーランドの好投を絶賛した。なお、パドレスの牧田和久は3番手として6回裏から登板し、2イニングを無失点に抑える好投を見せた。

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