救援陣が完全リレーでリードを守りマリナーズが接戦を制す

【マリナーズ4-3ホワイトソックス】@ギャランティード・レート・フィールド

ネルソン・クルーズの2度にわたる同点タイムリーで追い付き、6回表にマイク・ズニーノの2号ソロで勝ち越しに成功したマリナーズが、1点リードを継投で守り抜いて辛勝。敵地でのホワイトソックスとの3連戦を2勝1敗で終え、2カード連続の勝ち越しとなった。先発のフェリックス・ヘルナンデスはヨアン・モンカダに先頭打者アーチを浴びるなど、やや不安定な立ち上がりとなったものの、6回3失点の粘投。7回以降は3人のリリーバーがホワイトソックス打線をパーフェクトに封じ、試合を締めくくったクローザーのエドウィン・ディアスは両リーグ最速で今季10セーブ目をマークした。

今季3勝目をマークしたヘルナンデスは「素晴らしいブルペンがあれば、こういう風に試合に勝てるんだよ」と今日の試合を振り返ったが、ヘルナンデスの言葉通り、マリナーズの救援陣が見事なピッチングを見せた。7回裏に登板したジェームス・パゾスはわずか10球で1イニングを三者凡退に抑え、8回裏に登板したフアン・ニカシオは三者連続三振の快投。クローザーのディアスは1イニングを抑えるのに20球を要したものの、ダニエル・パルカとオマー・ナルバエスから三振を奪うなど、打者3人をしっかり抑え、1点リードを守り抜いた。

1対0で勝利した前日の試合でも、マリナーズの救援陣は終盤の3イニングを打者9人で退けるパーフェクト・ピッチング。2試合合計で6イニングを投げ、1人の走者も許さない素晴らしいパフォーマンスを続けている。接戦となったこの2試合で惜しみなく勝ちパターンの投手を投入できたのは、先発のマイク・リークが4回途中で早々にノックアウトされた2日前の試合で、2番手のウェイド・ルブランが4回2/3を投げるロングリリーフを務めてくれたからこそ。勝ちパターンの投手のみならず、ブルペン全体が自身の役割をしっかりこなしていることが、チームの戦いを支えていると言えそうだ。

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