4月の夏日にかすむ「すがすがしさ」

今日(26日)の東京は雨上がりの青空が広がり、午前9時すぎに気温が20℃を超えました。北風が吹き、湿度は31%まで下がっています。
それにしても今月は気温が高い。全国の真夏日のべ地点数は62か所となり、2015年(54か所)を上回りました。だからでしょうか、早々と「熱中症に注意」の言葉が躍っています。

でも、ちょっと待ってください。春には「すがすがしい」という言葉があったはず。試に、東京の快適日数(不快指数65-70)を調べてみました(グラフ参照)。最近10年平均をみてみると、4月は30日、5月は29.7日とほぼ100%快適とでました。
一方、6月になると21.2日、7月は4日、8月はわずか2.9日です。これに反比例するように不快日数はうなぎのぼり。

暑さに慣れていないことが原因ならば、今のうちに日差しを浴びて、身体を動かした方がいいでしょう。家にこもっていては逆効果です。

気象予報士・片山 由紀子

画像について:【東京】快適・不快日数グラフ(最近10年平均,著者作成)

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