インディアンスが右打者の3発で左腕・レスターを攻略

【カブス1-4インディアンス】@プログレッシブ・フィールド

インディアンスはカブスのエース左腕、ジョン・レスターを右打者の3本塁打で攻略し、先発のトレバー・バウアーに3点の援護をプレゼント。このリードを5投手による継投で守り抜き、カブスとの2連戦を1勝1敗で終えた。1点ビハインドの5回裏に対左投手要員として先発出場していたブランドン・ガイアーが左翼ポールに直撃する1号ソロを放ち同点。続く6回裏にはフランシスコ・リンドーアとエドウィン・エンカーナシオンの本塁打で2点を勝ち越した。前回登板で7回3失点と力投しながら打線の援護に恵まれなかったバウアーは、この試合でも7回途中1失点の好投を披露。レスターに投げ勝ち、今季2勝目をマークした。

6回裏に同点弾を放ったリンドーアは「バウアーを援護することができて良かったよ。前回は見殺しにしてしまったからね」と試合を振り返った。リンドーアは「9人全員が打ちまくるのもいいことだけど、大事なのは2~3人がしっかり仕事をすることだ。(うちの投手陣には)それで十分なんだよ」と語ったが、この試合はまさにその通りの展開。インディアンスの先発投手陣は今季ここまで防御率2.41をマークしており、打線が3~4点取れれば勝てる計算なのである。打線に元気がないなかで13勝9敗と白星を先行させているインディアンス。打線が活気を取り戻せば、独走態勢を築くのにそれほど時間は掛からないだろう。

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