小技を絡めて大量得点 カージナルスがメッツに完勝

【メッツ1-9カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

前日に手痛い逆転負けを喫したカージナルスは、日本時間4月26日のメッツ戦で試合中盤に打線が爆発。3回からの3イニングで9点を奪い、先発のマイケル・ワカが6回1失点と好投して9対1で大勝した。1点ビハインドの3回裏にマーセル・オズーナの2点タイムリーなど3得点で逆転に成功し、4回裏にはワカのスクイズなど小技を絡めて一挙4得点。5回裏にはジェッド・ジョーコの通算100号となる1号ツーランでさらにリードを広げた。6回98球を投げて被安打5、奪三振8、与四球1、失点1と好投したワカが今季4勝目。終盤3イニングを無失点に抑えたジョン・ブレビアはメジャー初セーブをマークした。

今季3勝1敗ながら防御率4.22と不安定なピッチングが続いていたワカは、自身のスタッツを眺め、「奪三振が減少し、与四球が増加している」ことに気付いたという。「無駄な四球を与えず、ストライクゾーン全体を使って勝負することを意識した」というワカは、今季最多の8三振を奪う一方で与四球を1つにとどめ、6回1失点の好投。自身の理想に近いピッチングで自身4連勝を飾った。ワカは打撃面でもスクイズを含む2つの犠打を決めるなど、チームの大量得点に貢献。進塁打や送りバントを絡めながらメッツ投手陣を攻略したことについて、マイク・マシーニー監督は「小さなことの積み重ねが結果として大きなものを生むんだよ」と満足そうに話していた。

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