アリエタがグレインキーとの投げ合い制し無傷の3勝目

【ダイヤモンドバックス3-5フィリーズ】@シチズンズバンク・パーク

2009年サイ・ヤング賞のザック・グレインキー(ダイヤモンドバックス)と2015年サイ・ヤング賞のジェイク・アリエタ(フィリーズ)の投げ合いとなった一戦は、6回裏にアーロン・アルテールの3号逆転スリーランが飛び出したフィリーズが5対3で勝利。フィリーズ先発のアリエタは、3失策の守備陣に足を引っ張られながらも7回を3失点(自責点1)に抑え、開幕から無傷の3勝目をマークした。一方のグレインキーは9三振を奪うなど、互角以上のピッチングを見せていたものの、球数が100球に近付いた6回裏に痛恨の被弾。6回5失点で今季2敗目を喫した。

アリエタは「彼(=グレインキー)に投げ勝つのはいつだって嬉しいよ」と今日の試合を振り返った。4回表に無死一、二塁から二者連続四球を与えて押し出しで2対2の同点に追い付かれるなど、決して本調子のピッチングではなかったものの、2つの併殺打を奪うなど、要所を締めて7回3失点。三振は2つしか奪えなかったが、打たせて取るピッチングで試合を作り、相手に主導権を渡さなかったのは見事だった。一方、グレインキーは逆転弾を浴びた1球について「狙い通りのボールではなかった。そのボールに対して良いスイングをされてしまったね」とコメント。今季ここまで5先発で2勝2敗、防御率4.80と苦しいピッチングが続いている。

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