藤沢市 人口43万人を突破 家族層の転入増で 藤沢市

 藤沢市は19日、人口が43万人を突破したと発表した。家族世帯の流入などが主な要因で、今後も増加が続き、2030年をピークに減少傾向に転じると推計している。

 市によると、総人口は16日現在で43万66人を記録。地区別では明治、藤沢、辻堂などで増加傾向にあるという。鈴木恒夫市長は「自然環境や教育、子育て、福祉、交通など様々な面で『暮らしやすい街』として評価いただいたのでは」と分析した。

 ただ、人口に占める65歳以上の割合を示す高齢化率も増加傾向にあり、15年に23・4%だった高齢化率は45年には36・3%に増加する。一方、家族類型別では「夫婦と子世帯」が20年の約5万8千世帯をピークに45年には約5万4千世帯に減少するなど人口構造の変化が際立つ。鈴木市長は「地域包括ケアシステムの推進など重点施策を確実に進めていきたい」と述べた。

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