神戸製鋼、溶接棒のロングセラー商品を復刻版のデザイン包装で販売

 神戸製鋼所は、1942年(昭17)以来のロングセラー商品、イルミナイト系被覆アーク溶接棒について、復刻版の包装で販売に乗りだす。「使いやすい」や「溶接性能」に対する信頼感や安心感から多くのユーザーが支持し、あらゆる構造物向けで主力商品の一角を担う。「これまで」と「これから」のものづくりを前線で支え、商品開発の「原点」を表す象徴として、5月から往時の姿で顧客の元に届けられる。

 今回の包装は1970年代に流通したデザインで、対象はFAMILIARCのB―10とB―14、B―17、Z―44。溶接材料などの取引先らで構成する「神溶会」で5月から展開する全国共通のキャンペーンで販売する。

 神鋼は、商品の形状が似ている特徴を踏まえ、同じ復刻版のデザインをパッケージにオリジナルのポッキー菓子を製作。あす28日まで東京・有明の東京ビッグサイトで開催する2018年国際ウエルディングショーで、神鋼グループの来場者でクイズの正解者らに配布する。

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