シーガーの決勝打でイチロー生還 マリナーズ3連勝

【マリナーズ5-4インディアンス】@プログレッシブ・フィールド

マリナーズがインディアンスの本拠地プログレッシブ・フィールドに乗り込んで迎えた4連戦の初戦は、マリナーズが4点を先行しながらもインディアンスに追い付かれる展開となった。7回裏に同点に追い付かれ、嫌なムードが流れるなか、直後の8回表にプログレッシブ・フィールドを得意とするカイル・シーガーが悪い流れを断ち切る勝ち越しタイムリー二塁打。代走で出場していたイチローが二塁から勝ち越しのホームを踏んだ。マリナーズはフアン・ニカシオからエドウィン・ディアスへ繋ぐ必勝リレーでこのリードを守り抜き、5対4で勝利。インディアンス4連戦の初戦を制し、連勝を3に伸ばした。

今日の試合を含め、プログレッシブ・フィールドでの通算23試合で打率.378(90打数34安打)、5本塁打、13打点の好成績をマークしているシーガーが、この球場で放った最新のヒットがチームに勝利をもたらした。同点に追い付かれた直後の8回表二死走者なしの場面でネルソン・クルーズがニック・グッディから二塁打を放って出塁し、打席にはここまで2安打のシーガー。カウント1-1からの3球目、外寄りの速球を捉えると、打球は左中間フェンスを直撃する決勝タイムリー二塁打となった。

試合後、シーガーは「良いスイングができた」と満足げに自身の決勝打を振り返った。プログレッシブ・フィールドとの相性の良さについては「1年目にこの球場で良い成績を残せたのは覚えているよ」とコメント。シーガーはメジャー1年目の2011年にプログレッシブ・フィールドで4試合に出場して打率.706(17打数12安打)をマーク。このときの好印象がその後の活躍に繋がっているようだ。

接戦に強い今季のマリナーズでは、ブルペン陣の貢献も見逃せない。ニカシオの10ホールドとディアスの11セーブはいずれも両リーグ最多。特にディアスは防御率0.68という抜群の安定感で、チームに安心感をもたらしている。6回2失点と好投した先発のジェームス・パクストンは「彼は素晴らしい。1点差の試合を多く勝つことができているのは彼のおかげだね。信じられない活躍ぶりだよ」とディアスの活躍を絶賛していた。

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