レイズ打線またも爆発 5試合連続8得点以上の球団新記録

【レイズ9-5オリオールズ】@オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ

4試合連続8得点以上と好調のレイズ打線がまたしても爆発した。日本時間4月27日のオリオールズ戦でレイズ打線はディラン・バンディに11安打8得点の猛攻を浴びせ、試合開始前の時点で防御率1.42だった右腕を5回途中でノックアウト。エースのクリス・アーチャーが11安打を浴びるなど、オリオールズの反撃に遭ったものの、最終的に9対5で勝利し、球団記録をさらに更新する5試合連続8得点以上を達成した。アーチャーは6回途中4失点と不本意なピッチングだったが、打線の援護に恵まれて今季2勝目をマークしている。

ケビン・キャッシュ監督は「今夜も攻撃面ではたくさんの良いことが起こったね。選手たちの活躍には驚かされているよ」と今日の試合を振り返った。初回にC.J.クロンの6号ツーランで先制し、2回表にはウィルソン・ラモスが2号ツーラン。3回表にダニエル・ロバートソンとラモスのタイムリーでリードを6点に広げ、5回表にジョーイ・ウェンドルとマレックス・スミスのタイムリーで5試合連続となる8得点に到達した。

先制弾を放ったクロンは「1番から9番までみんなが貢献できている。僕たちはみんなバットがよく振れているよ。メジャーリーグの世界ではめったに起こることではないけどね」と打線好調に手応えを感じている様子。この日は1番のディナード・スパンと9番のアデイニー・エチャバリアにヒットが出なかったものの、3番から8番までの6人が複数安打を記録し、チーム合計13安打で9得点を叩き出した。

好調な打線がチームを牽引し、これでレイズは6連勝。一時は9まで増えた借金は、あっという間に3まで減った。一方、エース格のバンディがノックアウトされたオリオールズは5連敗。直近12試合で1勝11敗と苦しい戦いが続いている。打線はレイズを上回る16安打を放ったものの、得点圏で8打数1安打に終わるなど、好機を生かすことができなかった。

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